■日本路面電車同好会(JTS)について紹介致します。
1970(昭和45)年4月、当時の都立松原高校鉄道研究会に所属していた4名の高校生、そして新たに加わった1名の同人により日本で最初の「路面電車」だけを趣味の対象とした日本路面電車同好会が産声を上げました。当時路面電車はまさに「逆風の時代」、全国的に廃止の兆しが表れ、それが各地で具体化されつつある中において、路面電車を愛し、正当にその価値を見直そうという仲間の集まりとして誕生したのです。
同年10月18日にはJTS最初のイベントとして「都電乗り歩き」を実施、都電柳島車庫に20名以上のファンが集まり7517号車で柳島から王子駅前までの貸切乗車を堪能、これをきっかけとして新入会員も増加していきました。その後も明暗の動きを見せる全国の路面電車に関心を寄せつつ、多くの会員を擁して発展してきました。